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多様な働きかたの実現をサポートします

この度は当事務所のホームページをご覧くださってありがとうございます。

私は20年以上に渡って社会保険労務士という仕事に携わり、人事・労務の側面から多くの会社様と関わってきました。

その中で強く感じる変化は、コンプライアンスがより重視されるようになってきたことです。

労務管理のゆるさは以前なら、この程度なら大丈夫だろう、と軽く見られがちでした。

例えば36協定を届け出ないままの残業、曖昧な労働時間の管理は、多くの中小企業では珍しいことではなかったのが、昨今はサービス残業の問題や長時間労働と従業員の健康被害の因果関係が明らかになり、会社はリスクを避けるために法律に沿おうとする感覚が当たり前になりつつあります。

また職場のハラスメントに代表される職場風土への問題意識も高まりました。

こういった感覚や意識の変化は、法律の規制が厳しくなったことに大きく影響されていますが、私は、さまざまな価値観を持つ人たちが職場で一緒に働くようになったことが一番の背景にあると考えています。

これまでは仕事第一主義の正社員が職場の多くを占めていて、残業や休日出勤も厭わないことが当たり前の職場環境でした。

しかし、幅広い世代、多国籍、子育てをしながら、介護をしながら、という異なるバックグラウンドを持つ人たちがそれぞれの想いや価値観を持って同じ職場で働くことが珍しいことではなくなってきています。例えば「仕事より自分自身を優先するのは当たり前」「就社ではなく、自分の専門性をより高めて自分の価値を高めたい」「仕事は大切。でもそれだけではない」。

これらの価値観は、仕事第一主義ではなくても働ける職場を求める流れとなり、コンプライアンスを求める原動力となっていると感じています。

コンプライアンスが重視されるようになった変化は、多様化する働く人たちの価値観と相まって、会社に今まで以上に適切で、そして複雑な労務管理を迫るようになりました。

勤務時間を取ってみても、勤怠管理のための管理ツールといったハード面とフレックスタイム、テレワーク、勤務時間の短縮などの制度面の導入に、多くの会社が自社にぴったりくるものを模索しています。

こういった仕組みやルールを、法律に沿って管理し、運用に落とし込んでいくことは大切なことです。

しかしそれだけではなく、仕組みやルールと同じくらい大切にしないといけないことは、会社と従業員、従業員同士の価値観の違いを理解しあう環境をつくって行くことです。

この二つがそろって、働く人たちの能力を真に活かして働いてもらうことができると私は考えています。

多様な働き方の実現をルール作りと環境作りの両面からサポートし、会社の発展につなげていくことが、社会保険労務士としての私の願いです。

皆さまの会社にとって最適な働き方を一緒に創っていきましょう。

鳴尾 春美

Naruo Harumi

社会保険労務士

Profile

2002年から2015年
鳴尾社会保険労務士事務所開業
企業との顧問契約により、就業規則の制定、人事労務に関する管理、御相談、賃金制度の構築を行ってまいりました。
この間の5年間に、労働基準監督署で総合労働相談員としてリアルな労働問題と向き合う機会を得ました。

2015年から2021年
社会保険労務士法人 大阪事務所代表
企業との顧問契約による業務の他、IPO準備支援、海外進出労務支援、人事制度の構築に携わり、コンプライアンスの重要性を感じ、知見を深めてきました。

2021年より
鳴尾社会保険労務士事務所にて個人事務所を再スタート

講 演

ハラスメントセミナー及びハラスメント研修
外国人人材の受入の労務管理セミナー
労働者派遣に関する法改正と運用セミナー

書 籍

新日本法規 「医療・介護をめぐる労務相談」共著

Access

アクセス

〒542-0081 大阪市中央区南船場2-4-8 長堀プラザビル4F
大阪メトロ「長堀橋」駅から徒歩1分